2022.03.30 18:28
国内最多45個の子持勾玉が出土 埼玉・行田、6~7世紀の遺跡
埼玉県行田市の「北大竹遺跡」から出土した「子持勾玉」(埼玉県埋蔵文化財調査事業団提供)
埼玉県行田市の「北大竹遺跡」(6~7世紀)から、一つの遺跡の出土としては全国最多となる45点の子持勾玉の他、古墳時代の祭祀道具が大量に見つかり、県埋蔵文化財調査事業団が30日、発表した。勾玉などの出土品は4月6~10日、熊谷市の県文化財収蔵施設で公開される。
事業団によると、北大竹遺跡は約375ヘクタールで、古墳や集落からなる。今回勾玉などが出土した場所は、祭りの片付けが行われた場所と考えられている。発掘は2019年10月から始まり、各地で出土している中でも最もサイズが小さいとみられる5・1グラムの子持勾玉の他、土器の須恵器など約180点が見つかった。