2022.03.29 22:50
停戦交渉、双方が一定譲歩 作戦縮小、主権で交渉姿勢
ウクライナとロシアの停戦交渉の会場に到着する関係車両=29日、イスタンブール(共同)
ロシアとウクライナの停戦交渉が29日、トルコ・イスタンブールで行われた。ロシア側が信頼醸成措置として、首都キエフ周辺などの軍事作戦を大幅に縮小すると表明。ウクライナ側はクリミア半島の主権を巡る問題を今後の協議で解決するとの考えを示し、双方が一定の譲歩を示した。
交渉は当初、2日間の日程だったが、29日のみでいったん終了した。今後、外相や首脳のレベルに交渉が移行する可能性が出てきた。
ウクライナのゼレンスキー政権はNATO非加盟については条件付きで容認する姿勢を表明。ただ、クリミア半島の主権を巡る要求では一歩も譲らない方針を表明していた。