2022.03.29 11:47
マスク不着用の町議敗訴 北海道白糠町
北海道白糠町の福地裕行町議(71)が、マスクを着用せず議会に出席して発言する権利や、20万円の損害賠償などを町に求めた訴訟の判決で、釧路地裁は29日、請求を退けた。
新谷祐子裁判長は判決理由で、マスク不着用での出席や発言の権利については「町議会の自律性に委ねられるべきで司法の対象外」とし、損害賠償も「請求は理由がない」と認めなかった。
判決によると、福地氏は昨年7月5日の臨時町議会でマスクを着用せず、富田忠行議長が退席を要求。いったん議場を出て不織布マスクの口の部分を四角く切り取って着用したが、発言は認められなかった。