2022.03.29 05:43
武装集団襲撃で20人死亡 メキシコ、犯罪組織抗争か
武装集団による襲撃があったメキシコ中西部ミチョアカン州の闘鶏場で警備に当たる警察官ら=28日、シナペクアロ近郊(AP=共同)
【ロサンゼルス共同】メキシコ中西部ミチョアカン州シナペクアロ近郊で27日夜、武装集団が闘鶏場を襲撃し、地元メディアなどによると、20人が死亡、4人が負傷した。ロペスオブラドール大統領は28日の記者会見で、事件は犯罪組織同士の抗争との見方を示し、特殊部隊が現地に急行して捜査に当たることを明らかにした。
メキシコでは「麻薬戦争」と呼ばれる状態が続き、麻薬組織の抗争が多発。ミチョアカン州では、同州と隣接する中部ハリスコ州の地元組織同士が激しく衝突し、爆発物を積んだドローンや地雷、装甲車に改造した車両なども使われている。