2022.03.29 00:53
マリウポリの死者5000人 核研究所への攻撃「損傷深刻」
ロシア軍の攻撃で破壊された住宅近くを歩く地元住民=28日、マリウポリ(ロイター=共同)
【リビウ(ウクライナ西部)、ワシントン共同】ロシア軍の包囲攻撃が約1カ月続くウクライナ南東部マリウポリのボイチェンコ市長は28日、同市で死者が5千人近くに達したと述べた。ウクライナメディアが伝えた。原子力規制監督局は28日、東部ハリコフで核物質を扱う「物理技術研究所」をロシア軍が再び攻撃し、施設が「深刻な損傷」を受けたと発表した。
米側は、ロシア軍がマリウポリを含む東部ドンバス地域のウクライナ軍の孤立化を図っていると分析。国の東西分断の動きとして懸念が出ている。オンライン形式で続いてきた停戦交渉は29日、トルコ・イスタンブールで対面形式で再開する見通し。