2022.03.28 19:12
上海で都市封鎖、市民生活が混乱 駅閑散、買いだめで邦人にも影響
事実上の都市封鎖が始まり、閑散とする中国・上海の東部=28日(共同)
【上海共同】新型コロナ対策のためロックダウン(都市封鎖)が2段階で始まった中国上海市では28日、未封鎖地域の西部の市民が食料品の買いだめでスーパーに殺到するなど大きな混乱が起きた。地下鉄駅などは閑散とした。急な封鎖で、在留邦人の生活にも影響が出ている。
上海がコロナ対策で大規模に封鎖されたのは初めて。28日にまず東部が封鎖された。西部は4月1日に封鎖される。
市が封鎖を発表した27日夜から、市民が食料品などを買いだめする動きが広がった。西部に住む日本人女性(32)は、市場で客らが鶏肉などを奪い合う場面を目撃。「厳しい規制で、みんな焦っている」と話した。