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2022.03.28 19:07

大槌町、消防計画10年作成せず 津波後移転の現庁舎で

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 岩手県大槌町役場=28日午後

 東日本大震災で役場庁舎が津波に襲われ町職員ら40人が亡くなった岩手県大槌町は28日、移転して2012年8月から利用する現庁舎で、消防法上求められる避難手順などを示す「消防計画」を約10年間作らず、一度も消防訓練を実施していなかったと明らかにした。


 15年まで町職員だった平野公三町長は28日の会見で「防災に関する意識が欠如していた」と謝罪した。


 町によると、総務部長だった平野氏は12年10月から防火管理者だったが、消防計画の作成などをしないまま、町長選のため15年4月に退職。適切な引き継ぎがされなかった上、20年10月まで防火管理者不在が続いていたという。

(c)KYODONEWS

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