2022.03.28 18:43
小5の16%が「家族を世話」 愛知、ヤングケアラー調査
愛知県は28日、日常的に家族の世話をする「ヤングケアラー」の実態調査結果を公表した。小学5年では6人に1人に当たる16・7%が「世話をしている家族がいる」と回答。中学2年、高校2年(全日制)はそれぞれ11・3%、7・1%だった。
いずれの学年も、このうち2割以上が自分の時間や睡眠、勉強の時間を十分に取れず「生活に支障がある」と答えた。
大村秀章知事は同日の記者会見で「市町村にも調査結果を提供し、支援策を速やかに検討する」と述べた。
県は昨年11~12月、公立の小5、中2、高2(全日制)の児童生徒のうち計3万6538人を調査。82・7%から回答を得た。