2022.03.28 18:41
入院女児の器具外れ死亡、千葉 県こども病院
千葉県こども病院(千葉市緑区)は28日、気道狭窄などで入院中の10歳未満の女児が2019年7月、首に装着していた呼吸を補助する器具が外れ、低酸素血症で死亡する医療事故があったと発表した。医療的ケア児のリスク共有が不十分だったと説明し、謝罪した。
病院によると、女児は出生直後から呼吸不全で、気管切開手術を受けて「気管カニューレ」を挿入された。亡くなった当日は、担当看護師が病室を訪れると、器具が外れて心肺停止状態だった。
病院が設置した調査委員会の報告書によると、看護師は器具が外れるのを発見する約40分前に女児がうつぶせでいるのを確認し、寝ていると判断した。