2022.03.28 17:51
ウクライナ、停戦交渉へ譲歩姿勢 条件付きで「中立化」容認
27日、ウクライナ南東部マリウポリで破壊された車(ロイター=共同)
【リビウ(ウクライナ西部)共同】ウクライナのゼレンスキー大統領は27日、トルコでの停戦交渉を前に、ロシアの記者らと異例のオンライン会見を行った。関係国による安全保障と引き換えにNATO加盟を断念する「中立化」を受け入れる用意があるとし、一定の譲歩姿勢を見せた。首都キエフ周辺の戦闘は小康状態。停戦交渉は、29日にトルコのイスタンブールで対面形式で再開する見通し。
ロシアは停戦条件としてNATO非加盟を確実にする憲法改正を要求。ゼレンスキー氏は、ロシアを含む周辺国などと条約を結んで自国の安全保障を確約させる必要性を強調。国民投票を行い改憲に至る道筋を示した。