2022.03.28 16:27
暴行隠蔽、町が責任認める 教諭と和解、仙台地裁
仙台地裁
同僚から暴行を受けた後、学校側から問題を隠蔽されうつ病になったとして、宮城県大和町の40代男性教諭=休職中=と妻が県や町に計約1億600万円の損害賠償を求めた訴訟は28日、仙台地裁(大寄麻代裁判長)で和解が成立した。町が責任を認め、解決金2860万円を支払う。
和解条項には解決金支払いに加え、学校で職員間の暴力事件などが発生した場合は町が適切に調査し、公務災害申請に関する援助をすることなどが盛り込まれた。
原告の男性と妻は和解成立後に、仙台市で会見し「こんなことが起きないように町の対応を注視しないといけない」と述べた。