トンガ噴火、８割避難指示出さず　市町村が「危険ない」判断も

2022.03.27 21:48

トンガ噴火、８割避難指示出さず　市町村が「危険ない」判断も

高知新聞社

　トンガ沖噴火で津波注意報が出た３５３市町村の対応

　１月に発生したトンガ沖海底火山噴火の影響で津波注意報が発表された１９都道県３５３市町村のうち、８割超の２９７自治体が避難指示を出していなかったことが２７日、総務省消防庁の調査で分かった。自治体内の発令基準を満たしていたのに「危険はない」と指示を見送ったケースも目立ち、内閣府と消防庁が適切な対応を促している。

　避難指示を出さなかった自治体のうち８６自治体は、発令基準を満たしていたのに「潮位上昇が小さい」「危険な地域に住家がない」などを理由に見送ったと説明。１９８自治体は「津波注意報段階では、避難指示を発令しない」とするなど発令基準を満たしていなかった。

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