2022.03.27 15:33
三浦綾子さんの遺言公開へ 元恋人の日記帳ひつぎに
「おねがひ」と題された三浦綾子さんの遺言(三浦綾子記念文学館提供)
代表作「氷点」などで知られる北海道旭川市出身の作家三浦綾子さん(1922~99年)の遺言や短歌などが記されたノートの一部を、同市の三浦綾子記念文学館が4月1日に初公開することが27日、同館への取材で分かった。死後は自分の体を研究のために解剖してほしいという希望や、結婚前の交際相手の日記帳を、ひつぎに入れてほしいなどと記されていた。
同館によると、確認されている限りで唯一の遺言。ノートは49年に始めた短歌をまとめたもので、遺言は脊椎カリエスを患い病床にあった55年秋ごろに書かれたという。表紙と「前がき」のほか、「おねがひ」と題された遺言が公開される。