2022.03.27 10:06
東北新幹線、脱線車両けん引開始 白石蔵王駅まで
23日、復旧に向けた作業が進む東北新幹線の脱線現場=宮城県白石市(共同通信社ヘリから)
JR東日本は27日、宮城、福島両県で震度6強を観測した地震で脱線した東北新幹線やまびこ223号の一部車両を、宮城県白石市の現場から白石蔵王駅にけん引する作業を始めた。
27日午前、先頭車両に当たる17号車と16号車をまとめてけん引車に連結し、現場から北約2キロ先の白石蔵王駅に向かってゆっくりと移動させた。この日は計4両を同駅に運んだ。
223号は17両中16両が脱線。現場ではまだ4両が線路に戻せていない。これまではジャッキで引き上げていたが、脱線幅の大きかった6号車などはクレーンを使う予定。全車両を白石蔵王駅に収容するのは4月2日ごろになる。