2022.03.24 21:28
マリウポリ「廃虚」に ロシア軍1万5千人戦死と主張
ロシア軍の攻撃を受けたウクライナ南東部マリウポリ市街地。23日、ウクライナの準軍事組織「アゾフ大隊」が空撮映像を通信アプリに投稿した
【リビウ共同】ロシアの包囲攻撃が2月末から続くウクライナ南東部マリウポリの空撮映像をウクライナ側が23日に公開した。集合住宅が黒く焦げて白煙が立ち上り、街は灰で覆われ、人けがない「廃虚」と化している。ウクライナ側は、全土で激しく抗戦しており、ロシア軍の戦死者が約1万5千人に上ったと主張している。
ウクライナ海軍は24日、ロシアが制圧したと主張していたアゾフ海沿岸のベルジャンシク港で、ロシアの大型揚陸艦を破壊したと表明した。
ゼレンスキー大統領は「10万人が取り残され、水や食料、薬がない非人道的な状況に置かれている」と訴えている。