2022.03.24 17:12
ロシア学術界にも停戦求める声 侵攻「正当性全くない」
ウクライナへの軍事侵攻を巡りロシア科学アカデミーは24日までに、停戦と平和的解決を求める声明を出した。研究者有志も「この戦争に正当性は全くない」と非難する書簡を公開し、ロシアの学術界で侵攻を疑問視する声が上がっている。
アカデミーの声明は「民間人の安全や生活環境の確保といった人道的課題の即時解決を求める」と強調。原発やインフラの破壊に懸念を示し「軍事的緊張や核戦争の脅威の抑制に向けた科学者の取り組みを強化する必要がある」とした。ただ、侵攻を直接非難する文言は盛り込まなかった。政権による言論統制が影響した可能性がある。