2022.03.24 09:50
月着陸船開発、新たに募集 NASA、毎年運用目指す
着陸船の出入り口から月面を見る飛行士のイメージ(NASA提供)
【ワシントン共同】米航空宇宙局(NASA)は23日、有人月探査を目指す「アルテミス計画」で使う着陸船の開発について、既に選定したスペースXの他に米国企業を1社募集すると明らかにした。2025年をめどにスペースXの着陸船が初めて飛行士を月面に送り届けた後は2社に競争させ、輸送手段の確保やコスト低減を図る。
ネルソン局長は電話会見し「初着陸から10年は年1回ほどのペースで飛行士を月面に送る。30年代後半から40年代の初の有人火星探査につながるものだ」と説明した。
着陸船は26~27年の完成を見込む。