2022.03.24 06:25
ルノー、モスクワ工場停止 ウクライナ大統領批判で
モスクワのルノー工場のショールームに展示された車=2019年4月(ロイター=共同)
【パリ共同】フランスの自動車大手ルノーは23日、ロシアのウクライナ侵攻を受け、モスクワ工場の操業停止を決めたと発表した。ウクライナのゼレンスキー大統領がこの日のフランス議会でのオンライン演説で、ロシアで活動を続けているフランス企業に「ロシアの兵器のスポンサーであることをやめるべきだ」と撤退するよう訴えていた。
ゼレンスキー氏は、ルノーや小売り大手オーシャンなどを名指しした。ルノーは声明で、対ロシア制裁に必要な措置を講じていると説明した。
フランスのメディアによると、日産自動車、三菱自動車と企業連合を組むルノーにとってロシアは欧州に次ぐ世界2番目の市場。