2022.03.24 00:09
エネルギー安保を討議 IEA閣僚理事会
国際エネルギー機関(IEA)閣僚理事会で、各国代表らを前に話すビロル事務局長=23日、パリ(共同)
【パリ、ワシントン共同】石油の主要消費国で構成する国際エネルギー機関(IEA)の閣僚理事会が23日、本部のあるパリで開幕した。日米欧などがウクライナ侵攻を巡って産油国ロシアに経済制裁を科し、供給不安から原油や天然ガスの価格が高騰した。エネルギーの安全保障問題や安定供給の確保策について、2日間の予定で討議する。
IEA閣僚理事会は2年に1度のペースで開かれ、日本からは萩生田光一経済産業相らが出席。ロシアからの資源輸入の依存度を下げる取り組みが議題となる。
IEAは第1次石油危機をきっかけとし、1974年にエネルギー安保の協力を目的に設立された。