2022.03.21 23:56
ロヒンギャへのジェノサイド認定 米、ミャンマー国軍の暴力
2020年、インドネシア・アチェ州に漂着後、体を休めるロヒンギャの人々(AP=共同)
【ワシントン共同】ブリンケン米国務長官は21日、ミャンマー国軍のイスラム教徒少数民族ロヒンギャに対する暴力がジェノサイド(民族大量虐殺)と人道に対する罪に当たるとバイデン政権が認定したと発表した。軍政の責任を追及する国際的な圧力を強化する狙い。
首都ワシントンのホロコースト記念博物館で演説したブリンケン氏は、国連人権理事会が設置したミャンマーでの国際法違反を調査する独立調査機関に対する100万ドル(約1億1900万円)の追加資金提供も公表した。
ブリンケン氏はミャンマー西部ラカイン州での国軍の暴力によって2017年に9千人以上が殺害されたと指摘した。