2022.03.21 17:36
ASEAN特使ミャンマー初訪問 暴力停止に向け環境整備へ
カンボジアのプラク・ソコン副首相兼外相(左)と会談するミャンマー国軍のミンアウンフライン総司令官(右)=21日、ネピドー(国軍提供・共同)
【ヤンゴン、プノンペン共同】東南アジア諸国連合(ASEAN)議長国カンボジアのプラク・ソコン副首相兼外相が21日、ASEAN特使として、国軍が全権を握るミャンマーの首都ネピドーを訪問した。昨年2月のクーデター後、国軍がASEAN特使を受け入れるのは初めて。23日まで滞在する予定。
ミャンマーの人権団体によると、クーデター後の国軍の弾圧で1700人近くが死亡した。一部の地域では民主派勢力が武装蜂起し、戦闘が続いている。プラク・ソコン氏は暴力停止や人道支援実施に向け、環境整備を急ぐ。
21日には国軍トップのミンアウンフライン総司令官と会談した。