2022.03.20 11:43
地下鉄サリンの遺族ら献花 事件から27年、霞ケ関駅
地下鉄サリン事件から27年となり、東京メトロ霞ケ関駅で献花する遺族の高橋シズヱさん=20日午前、東京都千代田区(代表撮影)
14人が死亡、6千人以上が重軽症を負った1995年のオウム真理教による地下鉄サリン事件から27年となった20日、地下鉄職員の夫を亡くした高橋シズヱさん(75)が多くの被害者が出た東京メトロ霞ケ関駅(東京都千代田区)を訪れ、献花した。
被害者の会代表世話人を務める高橋さんは、事件を知らない世代が増えていることを懸念し、国による資料のアーカイブ化などを求めている。「若い人たちに伝えることが一番の目的。目標を一つ一つ達成していきたい」と話した。
霞ケ関駅では、芳野高太郎・駅務管区首席助役が「事件を風化させないため」と述べ、発生時刻に近い午前8時に黙とうした。