2022.03.20 10:58
脱線新幹線車両撤去に最短2週間 JR東日本、段階的再開へ
車両を線路の上に戻す作業が続く東北新幹線の脱線現場=20日午前11時7分、宮城県白石市(代表撮影ヘリから)
JR東日本は20日、宮城、福島両県で震度6強を観測した地震で脱線した東北新幹線の車両撤去作業を始めた。17両中16両が脱線しており、全車両の撤去に少なくとも2週間程度かかるとの見通しを示した。運転再開には線路などの補修も必要となり、被害の全容は21日にも判明するとしている。全面開通は4月以降になるが、復旧が完了した区間から段階的に再開する方針。
JR東は午前10時ごろ、宮城県白石市の白石蔵王駅から福島駅方向に約2キロの現場で、東京発仙台行きやまびこ223号の先頭車両に当たる17号車をジャッキで持ち上げ、線路の上に戻す作業に着手した。