ロシア、極超音速ミサイル初使用　軍事施設破壊、民間人の犠牲増加

2022.03.19 19:27

ロシア、極超音速ミサイル初使用　軍事施設破壊、民間人の犠牲増加

高知新聞社

　砲撃で破壊された自宅前で嘆く女性＝１８日、ウクライナの首都キエフ（ゲッティ＝共同）

　【リビウ（ウクライナ西部）共同】ロシア国防省は１９日、ウクライナ西部デリャチンで、航空機から発射する極超音速ミサイル「キンジャル」を１８日に使用、地下のミサイル貯蔵庫を破壊したと発表した。実戦使用は初めて。地上部隊がウクライナ軍の抗戦で進軍を阻まれ、首都キエフ周辺などで戦線が膠着。英国防情報当局は、ロシア軍が無差別攻撃を含む「消耗戦に移行し始めた」と分析、無謀な砲火使用で民間人の犠牲がさらに拡大すると警告した。

　キンジャルはマッハ１０（音速の１０倍）で飛行し迎撃が困難で、核搭載が可能とされる。

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