2022.03.19 18:39
外国人を人間として迎えて 広島の労組、実習生の窮状訴え
広島市内で講演する労働組合「スクラムユニオン・ひろしま」の土屋信三委員長=19日午後
外国人労働者を支援する広島市の労働組合「スクラムユニオン・ひろしま」の土屋信三委員長は19日、新型コロナウイルス禍で働く外国人技能実習生の実態について市内で講演し「外国人を生きた人間として迎えて」と労働環境や制度の改善を訴えた。
土屋委員長は、コロナ禍で働き口が減る一方で、帰国できない技能実習生が増加し、窃盗などの犯罪に手を染めてしまうケースもあると説明。他にも職場でセクハラを受けたり低賃金での労働を強いられたりといった問題があると強調した。
広島労働局によると、県内で働く外国人労働者は3万6千人に上る。