2022.03.19 11:08
ベルギー、原発稼働10年延長 2基、ロシア依存減へ
ベルギー南部のティアンジュ原発=2017年6月(共同)
【ブリュッセル共同】ベルギー政府は18日、国内の原発の原子炉7基を2025年までに全て閉鎖するとの計画を一部撤回し、2基の稼働を10年間延長すると発表した。ロシアのウクライナ侵攻を受け、ロシアからのエネルギー輸入への依存を減らす狙い。ロイター通信などが伝えた。
ベルギーは北部ドールに4基、南部ティアンジュに3基の原子炉があり、このうちドールの4号機とティアンジュの3号機の稼働を延長する。
ロイターによると、デクロー首相は記者会見でウクライナ危機に言及、「不確実性が高まる時代に、確実性を重視した」と述べて理解を求めた。