2022.03.18 19:29
地下鉄サリン事件資料の保存を 被害者遺族、法相へ要望
古川法相と面会後、記者会見する地下鉄サリン事件被害者遺族の高橋シズヱさん=18日午後、東京・霞が関の司法記者クラブ
1995年3月のオウム真理教による地下鉄サリン事件から20日で27年となるのを前に、夫一正さん=当時(50)=を亡くした高橋シズヱさん(75)らが18日、古川禎久法相に面会し、事件の風化防止のため、国が主導して事件資料をアーカイブ化することなどを求める要望書を提出した。
面会後、高橋さんは東京都内で記者会見を開いた。教団への強制捜査で活躍したカナリアの剥製の写真を入手したと明かし「事件を知らない世代に理解してもらい、後世に伝えていくため、現物を見せる資料館が必要だ」と強調した。