2022.03.18 09:44
月へ、米大型ロケットを公開 初夏にも無人試験飛行
組立棟を出て射場に向かうNASAの大型ロケット「SLS」。上部に宇宙船「オリオン」が載っている=17日、米フロリダ州のケネディ宇宙センター(共同)
【ケープカナベラル(米フロリダ州)共同】米航空宇宙局(NASA)が有人月探査に向け開発した大型ロケット「SLS」と宇宙船「オリオン」が17日、ケネディ宇宙センターで初めて組立棟から姿を現した。射場に移動させ、打ち上げ直前までのリハーサルを実施。順調なら初夏にも無人飛行試験に出発する。
27トンもの重量を打ち上げられるロケットの上に宇宙船を取り付けた構成で、高さは約98m。国内外の報道関係者や観客が見守る中、午後6時前、移動式の発射台に載って組立棟を出ると、6キロ余り離れた射場にゆっくりと向かった。その後に燃料を注入し、カウントダウンなどの手順を確認する。