2022.03.18 07:01
フジモリ元大統領釈放へ ペルー憲法裁が判断
ペルーのアルベルト・フジモリ元大統領
【ハバナ共同】南米ペルーの憲法裁判所は17日、服役中のアルベルト・フジモリ元大統領(83)について、弁護士が出していた人身保護請求を承認し、釈放を認める判断をした。現地メディアが報じた。フジモリ氏はリマ郊外の拘置施設から近く出所するとみられる。
フジモリ氏は在任中に左翼ゲリラと間違えられた市民らが軍に殺害された事件で、2010年に禁錮25年の刑が確定し服役している。17年12月にも高齢や病気を理由に人道的恩赦を与えられて釈放されたが、最高裁が18年10月に遺族の訴えを受けて恩赦を取り消した。フジモリ氏は19年1月、入院を経て再収監された。