2022.03.17 20:00
署名偽造容疑の7人を起訴猶予 名古屋地検、捜査終結
愛知県の大村秀章知事のリコール(解職請求)運動を巡る署名偽造事件で、名古屋地検は17日、地方自治法違反(署名偽造)の疑いで逮捕、書類送検された計7人を起訴猶予とした。地検は「関与の程度や反省の度合いなどを考慮した」と説明。保留となっていた処分が出そろい、リコール制度が悪用された前代未聞の事件は終結したとみられる。
運動を主導した河村たかし・名古屋市長や高須克弥・高須クリニック院長は立件されなかった。高須氏は取材に「検察からの聴取もなかった。初めから対象外だったのだろう」と話した。
起訴猶予となったのは、運動事務局長田中孝博被告=公判中=の妻(59)ら。