2022.03.17 18:25
JR東日本、2年連続ベア見送り コロナ禍で業績厳しく
JR東日本は17日、2022年春闘で、賃金水準を底上げするベースアップ(ベア)を実施しないと各労働組合に回答した。ベア見送りは2年連続。新型コロナウイルス流行で業績が悪化しており、担当者は「厳しい状況を踏まえ判断せざるをえなかった」と話した。
最大労組のJR東労組は一律で月額6千円のベアを要求していた。ボーナスに当たる夏季手当は今後交渉する。JR東は、21年3月期の連結純損益が5779億円の赤字で、22年3月期も1600億円の赤字を見込んでいる。