2022.03.17 17:38
三重の自殺、いじめ原因と再認定 県立高校の上級生ら、聴取踏まえ
三重県立高1年の男子生徒が自殺した問題で、調査報告書を受け取る一見勝之知事(右)=17日、三重県庁
2018年に三重県立高1年の男子生徒=当時(16)=が自殺した問題で、県が設置した調査委員会が17日、報告書を公表、生徒が上級生や同級生からいじめを受け、自殺との因果関係があったと改めて認定した。
生徒の自殺を巡り、今回とは別に県教育委員会が設置した第三者委員会が20年3月に「いじめが原因」とする報告書をまとめたが、加害者とされた生徒への聞き取りがなかったことなどから遺族が不服を訴え、県の調査委が再調査していた。
報告書では、上級生からの暴力のほか、同級生による生徒をおとしめる内容のLINEのやりとりなど計6件をいじめ行為とし、自殺との因果関係を認めた。