2022.03.17 07:54
東北新幹線、16両が脱線 営業中は上越以来2例目
地震の影響で脱線し、停車する東北新幹線の車両。一部の車両が傾いている=17日午前6時、宮城県白石市
宮城県と福島県で震度6強を観測した地震でJR東日本は17日、東京発仙台行き東北新幹線やまびこ223号が全17両中16両で脱線していたと明らかにした。現場は宮城県白石市で白石蔵王駅から福島駅方向に約2キロの地点。乗客75人と乗員3人の計78人にけがはなかった。
地震が発生して営業運行中の新幹線が脱線したのは2004年10月の新潟県中越地震での上越新幹線以来2例目。
やまびこ223号は地震を検知して自動停止後、脱線が確認された。約4時間後の17日午前3時半ごろ、乗客が列車から線路に降りて徒歩で移動し、非常口から高架橋を出てバスで白石蔵王や仙台に向かった。