2022.03.16 16:51
運転手の勤務間休息を9時間に バスとタクシー、過労対策で
厚生労働省の労働政策審議会作業部会は16日、バス運転手の過重労働対策として、終業から次の始業までの休息時間(勤務間インターバル)を最低9時間義務付ける案を取りまとめた。現行制度より休息を1時間増やした。労働組合などが求める「11時間以上」は努力義務とした。拘束時間は1日当たり原則13時間まで、最長で15時間とした。タクシー運転手も18日、別の作業部会が同様の内容でまとめる。
厚労省は現在検討中のトラック運転手に関する見直しと併せ、年内をめどに自動車運転手の労働時間基準に関する告示を全面的に改正する方針。大幅な改正は1997年以来となる。