2022.03.15 23:52
ロシア抜きの核合意は「策略」 ラブロフ氏、米を批判
ロシアのラブロフ外相=昨年5月(タス=共同)
【テヘラン共同】ロシアのラブロフ外相は15日、モスクワを訪問したイランのアブドラヒアン外相と会談した。ラブロフ氏は会談後、米国がロシア抜きでのイラン核合意を模索する可能性があるとの報道に関し「責任転嫁のための策略だ」と批判した。アブドラヒアン氏は、ロシアは核合意の修復協議の「障害にはならない」と強調した。タス通信などが報じた。
ロシアは修復協議の最終段階になり、ウクライナ侵攻により科された対ロ制裁とは関係なく、核合意修復後にイランとの間で貿易や投資などの取引ができる保証を要求。このため妥結が近いとみられていた協議は中断している。