2022.03.15 23:41
日本製鉄、ベア3千円へ 東芝、NECは満額で調整
日本製鉄本社が入るビル前の看板=東京都千代田区
日本製鉄が2022年春闘で、基本給を底上げするベースアップ(ベア)相当の賃金改善に関し22年度は月額3千円と回答する方向で最終調整に入ったことが15日、分かった。労働組合は22、23年度ともに3500円を求め、23年度は労使で協議を続ける。JFEスチールと神戸製鋼所も足並みをそろえるとみられる。
東芝とNECは労組が要求したベア月額3千円に満額回答する方向で調整していることも分かった。電機大手の満額回答は異例。電機や自動車、鉄鋼など主要企業の労使は集中回答日を16日に控え大詰めの交渉を実施した。電機大手各社は前年を上回る月額1500円以上で決着の見通し。