有事機動展開にオスプレイを活用　日米の部隊指揮官が強調

2022.03.15 18:48

有事機動展開にオスプレイを活用　日米の部隊指揮官が強調

高知新聞社

　日米共同訓練に初参加し、着陸する陸上自衛隊のＶ２２オスプレイ＝１５日午前、静岡県の東富士演習場（代表撮影）

　陸上自衛隊と米海兵隊の離島防衛を想定した共同訓練で、双方の部隊指揮官が１５日、静岡県の東富士演習場で記者会見した。この日は陸自輸送機Ｖ２２オスプレイが日米共同訓練に初参加。海兵隊のＭＶ２２オスプレイも入った。ともに日本周辺の安全保障環境が不安定だと指摘し、オスプレイの機能を積極活用し、有事の機動展開能力を向上させる考えを強調した。

　離島防衛専門部隊「水陸機動団」（長崎県）の第１水陸機動連隊長開雅史１等陸佐はオスプレイについて「長い航続距離と速い速度がもたらす戦術的な可能性を高く評価している。あらゆる場面で能力を実際に使えるよう進めたい」と述べた。

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