2022.03.14 16:41
ウクライナ出身力士が勝利 幕下の獅司、大きな拍手
大相撲春場所2日目の14日、ロシアの侵攻を受けているウクライナ出身で西幕下17枚目の獅司(25)=本名セルギイ・ソコロフスキー、入間川部屋=が今場所最初の一番に臨み、白星を挙げた。
土俵上でしこ名と出身地が呼び上げられると、館内からひときわ大きな拍手が起きた。立ち合いは呼吸が合わず、3度目に成立。深い右差しを許しながら、肩越しの左上手からの投げで逆転した。取組後も再び拍手を浴びて花道を引き揚げ、リモート取材には応じなかった。
日本相撲協会の資料によると、獅司はロシアが制圧した南部メリトポリの出身。2020年春場所で初土俵を踏んだ。