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2022.03.15 08:34

ツリーハウスで歴史の道PRへ、長宗我部元親由来の「呼坂峠」に完成 高知県四万十町

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呼坂峠に完成したツリーハウス(四万十町窪川)

呼坂峠に完成したツリーハウス(四万十町窪川)

 高岡郡四万十町窪川の呼坂峠にツリーハウスが完成し、13日にお披露目のウオーキングツアーが行われた。峠の観光コース化の一環で、町観光協会は「道の歴史や眺望の良さをPRしていきたい」としている。

 呼坂峠は1932年に峠下のトンネルが開通するまで、県中央部と幡多地域をつなぐ往還道だった。「呼坂」の名は、長宗我部元親が幡多方面に進攻した際、峠から一條勢に降伏を呼び掛けた故事が由来とされ、植物学者の牧野富太郎や坂本龍馬、ジョン万次郎らも通った記録が残る。

 ツリーハウスは同協会と自然保護団体「須崎緑と水の会」が協力し整備。道沿いの森に突き出す格好で、約4カ月かけてヒノキ材をくみ上げた。高さ約5メートルで、床は約4メートル四方。国道381号の登り口から歩いて30分ほどの場所にあり、JR窪川駅や四万十川などを一望できる。

 ウオーキングツアーには約10人が参加し、ハウスの階段を〝上り初め〟。同町香月が丘の奥田福恵さん(81)は「ウオーキングにはちょうどの距離で眺めもいい。また来たい」と話していた。

 同協会はハウスやウオーキングコースの案内図を配布している。問い合わせ電話は0880・29・6004。(小林司)

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