2022.03.12 17:31
キャンドルともし復興願う 長野・栄村、地震から11年
雪山にキャンドルを並べ、浮かび上がった「3.12防災の日」の文字=12日午後、長野県栄村
2011年3月の東日本大震災の翌日に震度6強の揺れに襲われた長野県栄村は12日、地震発生から11年となり、県外のボランティアらがキャンドルに火をともし、復興と村の発展を願った。
会場となったJR森宮野原駅前の高さ約6メートルの雪山に1200個のキャンドルが並んだ。奈良県五條市から通って支援を続けてきた無職辻康成さん(74)は「これからも未来に向けて明かりをともし続ける」と話した。
11年3月12日の地震では、村内の住宅約200棟が全半壊し、避難生活のストレスや過労などで3人が亡くなり災害関連死と認定された。