2022.03.12 08:39
【動画】完全高知県産のスパークリングワインを瓶詰め 香南市、井上ワイナリー
2次発酵に向けて瓶詰めされるロゼ(香南市野市町大谷の井上ワイナリー「のいち醸造所」)
同社は2016年、自社栽培のブドウで赤ワインを商品化。昨年2月に醸造所を構え、出荷までを県内で完結する体制を整えた。現在は5市町の2ヘクタールで約3千本を栽培。昨秋には完全県産第1号となる赤ワイン600本を販売している。
今回は、香南市香我美町山北産のブドウ「シャルドネ」で仕込んだ白と、香美市香北町産の「マスカット・ベーリーA」を用いたロゼ。酵母と糖分を加えて専用の瓶(750ミリリットル)に詰め、職員が手作業で密閉していった。
一般的なシャンパンと造り方は同じで、瓶内発酵によって炭酸ガスが発生。細かくざらつきのない泡で、上品な味に仕上がるという。2種類計370本ほどを製造予定。梶原英正営業部長(43)は「国内外で人気が高まっているスパークリングワイン。出来は酵母のみぞ知る。酵母の働きに期待ですね」と話していた。(横田宰成)