2022.03.11 18:25
東京円、5年2カ月ぶりの安値 一時116円台後半
11日の東京外国為替市場の円相場は、米国でインフレ加速への警戒感から米長期金利が上昇してドルが買われ、一時1ドル=116円台後半と2017年1月以来、約5年2カ月ぶりの円安ドル高水準を付けた。
午後5時現在は前日比79銭円安ドル高の1ドル=116円71~73銭。ユーロは06銭円高ユーロ安の1ユーロ=128円20~24銭。
前日発表の2月の米消費者物価指数の上昇率が大きく、米国内でインフレが進むとの懸念が高まった。対策として連邦準備制度理事会(FRB)が金融引き締めを急ぐとの思惑から米長期金利が上昇。日米金利差の拡大を意識した円売りドル買いが優勢となった。