2022.03.10 22:33
欧州中銀、緩和縮小に軸足 先行き不透明、対応優先
【ロンドン共同】欧州中央銀行(ECB)は10日の理事会で、主要な政策金利の据え置きを決めた。ウクライナ危機の影響で物価上昇と景気停滞が同時進行する「スタグフレーション」の恐れが強まっているが、先行きの不確実性が高まっており、対応を優先させる。
新型コロナウイルス対策で導入した緊急の資産購入制度は、予定通り3月末で終了することを確認した。コロナ対策とは別の資産購入は4月以降も続けるが、6月まで購入額を段階的に減らしていく。7月以降の対応は状況を見て決める。