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2022.03.10 19:36

深夜5時間の任意聴取は違法 警視庁に22万円賠償命令

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 警察官に任意同行され、警視庁中野署で違法な取り調べを受けたなどとして、東京都内の設備工の男性(56)が都に、慰謝料など330万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は10日、深夜から未明に約5時間続いた取り調べについて「社会通念上、任意捜査として許される限度を超えている」と違法性を認め、22万円の支払いを命じた。


 男性は、任意同行や所持品検査が強制的に行われ、違法だと主張したが、加本牧子裁判長は、捜査自体は「一応の合理性があり、違法ではない」などと認定。その上で「(長時間の取り調べの)合理的な理由は見いだし難い」と述べた。

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