2022.03.10 14:55
普天間騒音訴訟、国に賠償命令 那覇地裁支部、約13億円
住宅密集地に隣接する米軍普天間飛行場=10日午前、沖縄県宜野湾市
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の周辺住民約3100人が、米軍機の騒音被害による賠償を国に求めた第2次普天間騒音訴訟の判決で、那覇地裁沖縄支部(足立堅太裁判長)は10日、国に計約13億4千万円の支払いを命じた。
訴状によると、米軍ヘリコプターの騒音で会話や睡眠を妨げられ、精神的苦痛が生じていると主張。基地を提供する国に、騒音の程度に応じて1人当たり月9千円または1万5千円を支払うよう求めた。
1次訴訟では、2016年12月の福岡高裁那覇支部判決が、住民約2100人に計約9億5千万円を支払うよう国に命じ、確定した。