2022.03.11 08:33
春の「四万十せり」シャキシャキ! 水耕栽培で出荷続く 高知県四万十町
春も盛んに収穫される水耕セリ(四万十町天ノ川)
同町ではJA高知県四万十水耕セリ部会の6軒が、水を張った栽培床で周年栽培。「四万十せり」と銘打って県内や名古屋、東京などに年間約54トンを出荷している。
同町天ノ川の武内慎(まこと)さん(47)は、16アールのハウスで四万十川の伏流水を使って栽培。9日も食べ頃の30センチ余りに育ったセリを、栽培床から次々と引き抜いた。地域の女性らが枯れたり縮んだりした葉や茎を除く「そぐり」にいそしみ、順次箱詰めしている。
需要が最も高まるのは鍋や七草がゆの食材になる冬場だが、武内さんは「鍋もいいけどサラダにしてもおいしい。たくさん食べて」とアピールしている。(小林司)