2022.03.10 06:52
NY株大幅反発、653ドル高 原油相場下落で買い広がる
ニューヨーク証券取引所=1月(AP=共同)
【ニューヨーク共同】9日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は5営業日ぶりに反発し、前日比653・61ドル高の3万3286・25ドルで取引を終えた。高騰していた原油先物相場が下落し、景気減速への警戒感が和らいで買いが広がった。上げ幅は一時820ドル超に達した。
石油輸出国機構(OPEC)加盟国が原油を増産するとの思惑からニューヨーク原油先物相場が急反落し、指標の米国産標準油種が前日比15・00ドル安の1バレル=108・70ドルで取引を終えた。小麦などの商品先物価格も下落し、インフレ懸念が後退した。
ハイテク株主体のナスダック総合指数も反発した。