2022.03.09 11:50
中国の卸売物価、8・8%上昇 2月、縮小傾向続く
【北京共同】中国国家統計局は9日、2月の工業品卸売物価指数(PPI)が前年同月比で8・8%上昇したと発表した。上昇率は前月から0・3ポイント下がり、4カ月連続で縮小した。
石炭や金属関連は、依然として高い水準であるものの、上昇率が下がった。石油や天然ガスは拡大した。足元ではエネルギー価格が上昇に転じており、ロシアのウクライナ侵攻を受け物価動向に懸念も出ている。
同時に発表した2月の消費者物価指数(CPI)は0・9%上昇。上昇率は前月から横ばいだった。食品価格は下落した。
ガソリン価格などは上昇。国際的なエネルギー価格の上昇を受け、拡大傾向が続いている。