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2022.03.09 08:49

海上遺体、リアス海岸の沖に集中 震災津波で流出、東北大調査

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 行方不明者の手掛かりを求め、宮城県東松島市の海岸を捜索する宮城県警の警察官=2021年3月10日

 東日本大震災で津波に襲われ海上で見つかった犠牲者は、大半がリアス海岸の沖に集中していることが東北大の研究チームの調査で分かった。入り組んだ地形で発生した強い引き波の影響とみられる。こうした地域では沖に流されるリスクが高く、ライフジャケットの備えなど特別な防災対策が必要としている。


 研究チームは、宮城県警から情報提供を受けた県内の震災犠牲者9527人のうち、海上で見つかった568人の発見状況を分析。リアス海岸の沖で見つかったのは計500人で、全体の9割近くを占めた。内訳は石巻市の沖で203人、女川町で115人、気仙沼市で114人、南三陸町で68人だった。

(c)KYODONEWS

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