2022.03.07 13:04
日野自動車本社に立ち入り調査 データ不正で国交省、実態解明へ
日野自動車が排出ガスなどエンジンのデータ不正を公表した問題で、国土交通省は7日、道路運送車両法に基づき東京都日野市の同社の本社などを立ち入り調査した。国の認証試験でデータを改ざんした行為を悪質とみており、生産停止といった厳しい措置も視野に実態解明を急ぐ。
国交省によると、職員8人が同日午前、無通告で調査に入った。不正に関して同社が報告した内容の事実確認を進める。今回が1回目で、今後も必要に応じて工場などの生産現場も含め、複数回の調査をする方針。
日野自動車は4日、排出ガスと燃費性能に関する認証試験で不正行為があったと公表した。